7月12日(木)
今日も引き続き、ゲルティさんと協力して【虫除け剤】を作るのです…が、ここでふと考えました。
「もうすぐプレオープン終わっちゃうな。」
と。そうプレオープンは一週間だけ7/14までなのです。もう一週間遊びたいーって思うくらい楽しいのでとても残念なのですが。
そして、思ったのです。「プレオープンの間に卒業したい」と。
【クレア】「卒業の課題ってどんなのだっけ?」
えーとこんなのですね。
【ラーレイン教授】
「あなたの卒業のための課題はこれよ。
素材は何を使ってもかまわないわ。
材料を集めるのは他の人に手伝ってもらってもかまわない。
ただし、最後の調合だけは自分でやること、いいわね?
がんばってちょうだい」
卒業試験:〈ポーション〉の提出。【素材ランク】Lv3、【素材値】5以上の薬品。
【クレア】「〈ポーション〉という薬品を作ればいいんだね。」
問題は、種別が薬品で素材ランクLv3ということです。
現時点で、目にすることが多い種別:薬品の素材は〈若木の樹液〉なのですが、これは素材ランク1なのですよ。
【クレア】「目にすることが少ない種別:薬品の素材っていうのあるの?」
どうやら、〈にんじん〉という素材がランク2の薬品のようなのですが…残念ながら情報がないのでどこで手に入るのか不明なのです。
不確定のうわさだと、どうやら平原の奥らしいのですが…。その奥はとっても危険らしいのです。
学院でも体力で高いことで有名なレミィさんが、重傷で街に担ぎ込まれていましたから。
【クレア】「そ、それは怖いね。ボクなんかじゃとてもいけそうにないよ。」(青ざめる)
まあいつかは行くようになると思うけど…今は危険すぎるね。
【クレア】「それじゃあ、どうやって作るのさ? 〈若木の樹液〉を調合していくの?」
それでも理論上は可能なのですが…調合で混ぜる素材の数が増えて加工値が高くなるので、とても難しくなっていくことが予想されるのです。
そう、ボクはついにランクアップの法則(のひとつ)を見つけたのですよっ。
【クレア】「おおー。それはすごいね。っていうかそれは、ボクの研究メモじゃないか〜〜。かえせーかえせー。」
ふふふ。いくら資料があってもそこから導き出したのは、ボク。なのでボクのもの…ってちょ、ちょっとまって!?
【現在おしおき中。しばらくお待ちください。】
【クレア】「ということで、ボクの研究により、ランクがあがる法則を見出したわけだね。」
はい、そのとおりです(お尻痛いよう……涙)。その法則とは、素材値が10以上になることです。これでランク1の素材が2になります。おそらくほぼ間違いないでしょう。
ただし、これは、魔力値が0の場合なので魔力値が高い場合、またほかのランクの場合は、条件が変わるかもなのですよ。
【クレア】「仮に素材値10ごとにランクが1あがるとして、〈若木の樹液〉をランク3にするには……」
素材値が20必要です。 元の素材値が4なので16増やす必要があるですね。
仮に素材値4、加工値1の素材を混ぜていった場合、合計加工値が5以上になるでしょう。さらに加工の回数や、加工値修正も加わるです。
つまり、調合が得意な人は頑張れば何とかなるけど、苦手な人には厳しいのです。
【クレア】「うーん。なるほどね。とりあえずランクアップの法則と、〈若木の樹液〉を調合していくだけじゃつらいってことはわかったよ。それでどうするのさ? 〈にんじん〉を奥まで取りにいくの?」
いえ、ちょうどいい素材を見つけたのです。その名も〈香木の樹液〉。なんと最初から素材ランクが3ある種別:薬品の素材なのですよ。
ただし、〈若木の樹液〉のレア素材なので手に入れるのがちょっと大変です。
【クレア】「それはすごいじゃん。それを手に入れて提出すればOKだね。」
いえいえ、そんなに甘くありません。まず、素材値が3なので、素材値が足りません。次に名前が違いますです。試験には〈ポーション〉と書いてあるのでその名前でなくては、駄目だと思われますです。
【クレア】「なるほど。でもほかの種別の素材と調合すると加工値が増えるし…そっか、さっきの〈若木の樹液〉を使えばいい。」
そのとおりです。つまり〈若木の樹液〉と〈香木の樹液〉を調合して〈ポーション〉と名前を付ければ完成なのですよー。
そしてもうひとつの問題が〈香木の樹液〉をどうやって手に入れるか、でしたが…ゲルティさんとの協力することになりました。
【クレア】「いつもお世話になりっぱなしだね。それで、どんな風に協力するの?」
先ほどのランクアップの法則を生かして、今日作成予定だった、【虫除け剤】を素材ランク2で作って依頼先に届けるのです。
材料の〈長ネギ〉と〈グリーンハーブの葉〉にくわえて〈ヤギのミルク〉が必要になりますが…利益が160Gになるのですよ。そしてそのお金と、手持ちのお金を合わせて〈双眼鏡〉を買って、ゲルティさんに〈香木の樹液〉を採取してきてもらうのです。
【クレア】「い、いいのかなぁ。そこまで頼んじゃって。」
その辺はギブアンドテイクってことで、ゲルティさんは快く引き受けてくれましたですよ。これで、多分試験に合格できるはずです。
【クレア】「多分なのね。それに、それをやるには、まずその特性虫除け剤を作らなきゃ。」
あはは…まさに取らぬ狸の皮算用(汗) まあでも、試算は出来ました。あとは実行ですよ。
【クレア】「そうだね。卒業目指してがんばろー♪」
その後、無事(アクシデントで2点ダメージもらったりつつ)〈虫除け剤ミルク風味〉は完成。依頼先に届けて合計480Gもらいました。
そこから、〈長ネギ〉と〈ヤギのミルク〉の代金を引いて320G。それを、〈双眼鏡〉購入資金としてさっそくゲルティさんに送りました。
あとは、無事に採取してくれるのを待つだけです。
【クレア】「まあ、調合や買い物でもうふらふらだしね。ゲルティさん、後はよろしくです。」
ということで今日はここまで。
■収入■
〈虫除け剤ミルク風味〉2個を依頼先に届ける。1つ240G 合計480G
■出費■
〈長ネギ〉 2こ 30G*2
〈ヤギのミルク〉 2こ 50G*2
〈双眼鏡〉代としてゲルティさんに320Gを送付(160Gを貸した扱いになった)
所持金275-60-100+480-320 =275G
現在所持金 275G
さてさて、次回はどうなるかなぁです。
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